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story character



兎神佐兵衛
兎神松子
兎神竹子
兎神寅之助
兎神梅子
兎神幸吉
兎神佐清
兎神佐武
兎神小夜子
兎神佐智
野々宮珠世

復員服の男
紅沼菊乃
紅沼静馬
猿蔵
橘警部
古館弁護士

耕助・U・イナバ






兎神佐兵衛 能力:空を飛ぶ程度の能力
兎神財閥の創始者。八ヶ月前に永眠。
那須湖畔にある神社の神官の世話になり、後、独立起業し成功、積年の恩に報いるべく神社の落胤である珠世を家に招き入れる。
母親の異なる三人の娘をもうける等、みずからの家庭に思うところあったのか奇妙な遺言を残して事件の直接の原因を作る。





兎神松子 能力:あらゆる薬を作る程度の能力
佐兵衛の長女。竹子、梅子とともに二十九年前のある出来事に関与する。





兎神竹子 能力:魔法を使う程度の能力
佐兵衛の次女。松子、梅子とともに二十九年前のある出来事に関与する。





兎神寅之助 能力:財宝が集まる程度の能力
竹子の夫(婿養子)。能力に反して斧・琴・菊の家宝はかれの手には入らなかった、南無三。





兎神梅子 能力:乾を創造する程度の能力
佐兵衛の三女。松子、竹子とともに二十九年前のある出来事に関与する。





兎神幸吉 能力:坤を創造する程度の能力
梅子の夫(婿養子)。





兎神佐清 能力:時間を操る程度の能力
松子の息子。かれの帰還をもって遺言状の公開となったが、戦時負傷により崩れた顔となってしまっていた。そのため普段はラバーマスクの上に黒い頭巾を被っている。
なお、召集前に取った手形と指紋は同じである。





兎神佐武 能力:入道を使う程度の能力
竹子の息子。遺言状の内容に憤慨し、怒りの矛先を佐清に向けかれが偽者ではないかと詰問する。
が、その真偽を知ることなく兎神家最初の犠牲者となってしまう。





兎神小夜子 能力:水難事故を引き起こす程度の能力
竹子の娘。遺言状によって、兎神の娘として持っていた自信のようなものを砕かれ、家ぐるみ恋人同然と思っていた佐智には逃げられ、
梅子夫婦にさえそっぽを向かれるというある意味いちばん被害を受けた人。
一人の女として家柄を取っ払ってしまえば珠世に敵うべくもなく(決して不器量ではないがこの場合、相手が悪すぎた)、腹に思う所ある様子。





兎神佐智 能力:奇跡を起こす程度の能力
梅子の息子。遺言の内容と佐清の顔、佐武の死亡は彼にとって吉と出るか凶と出るか?
一世一代、すべては実際臆病で流されやすい彼の双肩にかかっている。





野々宮珠世 能力:永遠と須臾を操る程度の能力
珠世の半生は戦いと言ってよかった。年端もいかぬうち両親と死に別れ、引き取られた先ではみそっかす、しかし彼女は潰れることなく強く美しく生き延びた。
近寄りがたきは耕助いわくスフィンクス、頭脳は耕助も舌を巻くほど。
だが強い人がいるのではない、人は強くなるわけでもないことは物語の最後で明らかになる。
その心性はおそらく正悪も問わないであろう、環境か血か。





復員服の男 能力:???
兎神邸内で起きた最初の事件直前に近くの宿に泊まっていた客。
部屋に居るときも帽子と襟巻きを外そうとせず、翌朝早くに宿を出た。 事件時のアリバイはなく、かれの残していった血みどろの手ぬぐいから重要参考人と目される。





紅沼菊乃 能力:運命を操る程度の能力
佐兵衛後年の寵愛を一身に受けた女性。息子静馬ととも二十九年前より失踪。





紅沼静馬 ? ? ? 





猿蔵 能力:神を降ろす程度の能力(友情出演)
兎神家の使用人。身寄りがなく神社に拾われて育ってきたため珠世とは兄妹のような関係にある。
少し残念な部分があり粗暴で愚直な巨人だが、それゆえに珠世への接し方は忠実な番犬ともいうべきもので、事件前後で関係者が彼女への手出しを成功させられなかった理由でもある。
手先がかなり器用で、菊作りに才がある。





橘警部 能力:剣術を扱う程度の能力
とりあえず斬ってみて確かめるような癖は無いが、とりあえず「よしわかった!」とよく言うあたり似たり寄ったりである。



古館弁護士 能力:人間を幸運にする程度の能力
古館法律事務所所長。所員が耕助に依頼した縁で行動を共にする。一級詐欺師。
こいつが「まぁ大した情報じゃないウサ」と言ったら狙い目だ!

耕助・U・イナバ 能力:狂気を操る程度の能力
探偵。年は三十五、六、もじゃもじゃ頭と、よれよれのセルに袴といういでたちで、興奮するとどもる癖がある。
いっこう風采の上がらぬ人物だが、その実は数々の難事件を解決してきた頭脳の持ち主。






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