東方で詠むあの家(ホットケーキ編改変コピペ)


夏奈「ヨ―――シ。じゃあ何をつくろう?」
千秋「まずは机の上のチェックだ」
「はいはい。見事に何もないな……」
「シェフは機嫌をそこねた!こんな材料で漫画はできん!」
「漫画に必要なのは腕だ。愛情といい材料(ネタ)がそれに続く」
「しかしおまえは腕はおろか愛情もゼロ。ネタでごまかすのも不可能ときたら、…エゴのかたまりの生ゴミになることうけあいだな」
「…どこ行くの?」
「出前をお願いします」



「同人誌は私が作る!他者の介入は認めん!」
「カナ……ムキになるな。大手一冊で食卓に笑顔が戻るんだぞ」
「ここで引き下がっちゃ姉としての立場がないでしょう」



「18禁同人のイメージに縛られすぎていたようね。世間の常識に合わせることなく……。簡単確実おいしいもの。東方を焼きましょう」
「お」
「いい。それいいよ。でかしたよカナ…」
「そうでしょうそうでしょう。あんた東方好きでしょう」
「どんなバカでもそれなりに作れるし」
「おまえからキツネ色に焼いてやる」



「ねえチアキ」
「ん?」
「メガネ入れよう」



「ん」
「学園物もいいな。あ、ヤンデレも入れよう」
「ちょ…待て!工夫をするな!」
「素人の浅知恵は危険すぎる。東方はこれが最も完成された…」
「甘いからきっと相性いいよ。みんな入れちゃおう」
「そりゃ」
ドボドボドボ
「さあ焼くぞ」
「…」



「か……かたまらない…」
「当然だ。生地がゆるい」
「時間は?」
「もう無い」
「………そいじゃ。まあその。よろず本、ってことで」



「在庫もあるから」
「ごめんなさい」