その幕間2
――孤独な少女はハロウィンの夜をゆく…
「しかしまあ、こんなんで強くなったりとか…正直、マユツバよねえ」
〇め〇め波
「ぶべらッ」
「領空侵犯!領空侵犯!
侵入者は排除侵入者は排除ぉぉぉぅ」
中国!上海!
パンダ!パンツ!
「おちつけ」
「あら怪我してるわね。まあ入ったら?」
「怪我させてすいません。どうぞどうぞー」
「いや私は…」
「というか、ここの主が、待ってるのよ」
アリス( ゚-゚)「……」
美鈴( ゚-゚)「……(私知らない…)」
めーりん!パッチェ!
惨劇
咲夜さん!
ょぅι゙ょ化の弊害
お嬢様敵の毒ガス攻撃です早くマスクをガスマスクを私はもう駄目ですれみりゃうー「いい加減にしなさい」
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「…」「…」「…」三者三様の反応
「変態メイドはおいといて」
「あんたもちったぁ抵抗しなさいよ」
「できないのよ。力が出ない
お察しのとおり、私達も、あの飴を食べたわ」
「飴?」
「話を総合するとこうなるわね…
亡霊とスキマが冬の忘れ物に負けて式の落ちた式神と式神の式神が蟲と氷精に負けて
花京院がスタンドの正体を暴いてジョセフがそれを伝えた、と思いきやドーピングぬこが番狂わせをドーピング鈴蘭があなた(アリス)と互角の戦いを演じることで
ついに止まった時の中で動く事を認識したとはいえ依然としてパーマネントは校則違反であるためレミィは咲夜のなすがままに大リーグボール3号。(早口)」
「? …? ?」
「わからない?つまり飴を食べる事による…力関係の逆転よ。
……
美鈴、ブン屋に話した事をもう一度kwsk」
「飴が散らばってたんですよ。
お祭りの準備が一段落したので、花壇の手入れをしようと行ってみたら庭一面に、ぽつぽつと
誰かの、お祭りの趣向なのかなと咲夜さんに訊いてみたら、妹様がつまみ食いしようとして。
私が(毒味役で)食べても特になんともなかったんですけど、お嬢様と妹様とあと咲夜さんが(別の意味で)大変なことに…」
パ「私が食べてもそれほどなんとも。少しお酒が入っててくらくらする程度ね」
美「多分アリスさんも、おそらくは」
ア「…どういうこと?」
レ「因果律による逆転」
パ「トランプの大富豪ルールかしら?
知ってる?大富豪の逆転ルール。
飴の効果はおおよその上位下位の者に、甚だしく現れてるのよ。
強ければ強いほど弱く
弱ければ弱いほど強く
美鈴<私(ぱちゅり)<咲夜<レミィ≦妹様 だから
妹様≦レミィ<咲夜<私(ぱちゅり)<美鈴 というわけ。
うちの場合だと、家人が皆アメ食べてるからね」
美「慧音さん元気ですかねえ」
ア「強さってそう簡単に比べられるものでも…」
レ「パチェ、だから言ってるでしょう、強いんじゃなくて因果律だって。
3456が6543よ」
パ「結局トランプじゃない。まあイコール強さでいいでしょ?+αとして考慮すべき特殊能力なんて、誰かさんは使いたがらないし」
レ「ま、そんな事より問題は今の戦力でヤツと当たらなくちゃならないことよ。
私には見える、勘は冴えてるから」
ア「ヤツ?誰?」
レ「因果律に従って彼女は来る、必ず来る。紅い因果に沿って。楽しみね、夜の王としての危機だわ」
咲「おぜうさまー紅い糸ー」
「そういえばその妹は?」
「脅えて地下室から出てこないわ、敵にというより自分の変化に脅えて。
皮肉なものね」
ずど――ん
「「「来た!?」」」
「たのもーうぉ!」
「Trick or treat!
予告どおり飴を奪いにきたぜ」
「何か用?黒白」
「なによまた来たの?」
「違ーう!私は黒白などではない!その名も南瓜レヴァリエ!以後よろしく!さあよこせ、今すぐよこせ」
「ないわ」
「食べたわ」
「無いわよ、かぼちゃの中の人」
「中の人など い な い !!」
「私のなら有るわよ、まりさ」
「え、マジで?さんきゅー」
ゴッッ
「あんた今まで何やってたのよー、こらー!待ちなさーい!」
どがばたばた
パ「…うまく、やってくれるかしら」
レ「だめならだめで、仕方ないわ」
ずん…
zun…(引き)
つづく