2.その橙色魔法使い(後編)
「こいつらに用があるのは私なの
急いでるんだから子供は寝なさいっ
さもないと」
「だれだっけ」
「ほら、いつも、一人で空回ってる…」
「上等だこのやろー!!」

「おねえちゃん邪魔する気?」
――いざ、弾幕ごっこ――

「うわわわっ」
「「あたい達ってば最強ね!」」
ごちそう
さまです
「何よこれ、あいつら
二人がかりでいきなり強くなってない?
ってコラぁ呑気にアメ食ってんじゃねえー
ああもう集中できないじゃない
邪魔なのよ猫連れてどっか行ってなさい!」
「どーぶつなんかかばって、おねえちゃん、ずいぶんよゆーなんだね。それともお友だちなの?」
「友だち?
全くもって、関係ないわ!」
シャンハーイ
ホラーイ
(けど正直、この力…)
「一気に行くのらっ」
『アイシクルむしむし』
ズズズズズ(ぁ
「やばい」(色々と
友情パワー
なのらっ
『ぶえっくしょいこらばっチキショー』
\あたい/
\あたい/
「「おねえちゃんも痛い目みて分からせたげる」」

「「そいでもっともっとアメを集めるのら!」」
「私は、神社に行かなきゃ、いけないのに
畜生っ……!」

にゃんと

ねこボム
―――…
「げほ、げっほ
まったくなんなのよさ」
「ぬこの奴に邪魔されたっぽいね
やっかいなのらー
ちるのどこー、へーきー?」
「むー砂ぼこり目に入ったー
ふん(ごしごし)、誰がきて、も、関係ないわのよさっ…」
!
ウフフ
「…危うく本気をだす所だったわ」
「っこの!げ」
「ぎゃ――――」

「り、りぐるぅぅ」
「もっと、もっとと…我慢のきかないこと
お子様はこれだから困るわ
少しおいたが過ぎたわね」

「ひぃぃぃなんかいろいろ持ってるの」
「さあ、はりきって逝ってみよう!」

くわしゃー
……………
「ふぅ
あんたらこれからどうするの
…ご主人様?探しに?ちょっとちょっと、またあーゆうのに絡まれても知らないわよ」

「よかったら手伝…、ううん何でも
せいぜい気をつけることね。じゃ」
らんしゃま
やりまちた
「………」
つづく