6.その赤色魔法使い(中編)
「(なんか、ちょっと大きくなった気もするけど)おいでなすったわね闇ッ子!
どちらが夜の王にふさわしいか、勝負よ!」
美鈴は右、パチェは左、旋回しつつ
真ん中防御は考えないでよろし
「咲夜!」
「この私のナイフから逃げられると思って」
突っ込みすぎないで!奴は朝日が登るまでの運命よ
夜中いっぱいの耐久スペルと思いなさい!
「もう始まってる!」
「このまま突っ込むぜ!」
「え」
「待ってよちょっと、止まんなさいよ、ぶつかるってば
もしかしてやめておろしてまだ死にたか」
「こーやって止まんよー!」
恋色魔法!
マスタースパーク
「ぁべばぼまべぶふdkphnvさなえ」
「やったか?」
「殺られかけたわ…」
そ――なのカ――――
「!!」
「おこった!」
「もってかないでー」
「アメが吸われる!」
「くそ、まだ集めきれてないのが有ったかっ」
「まだ大きくなるの!?」
なのかーそーなのかー
そーぉぉなのかぁ――――!!!!
「咲夜!残ってるアメを撤収
フランたちの安全も確保して!」
「食うしかない1面ボスなのに…」
「暗闇が!」
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幻想郷が…
食われる?/br/br
「…………」
「まさか
いくらなんでも、ありえないわ
でも…こんなネズミ算、どうやって止めろっての…?」
「……ぼっとしてんじゃねえアリス
行くのぜ」
「まりさ…」
「何発だって撃ってやる。
それだけだぜ」
「……………」
まさに悪魔か
・・・・・
「まだですかぁー?」
「まだまだ、もっと近付くんだ
頼むぞ幻想郷最速」
「嬉しくないですよ。ああ、せっかくの特ダネが…」
「あとでゆっくり記事にでも何にでもすればいい
張り切って永遠亭にまで取材に来たのが、運の尽きとな」
「ふえー」
「よーし、さあ」