6.その赤色魔法使い(前編)
――闇に包まれた幻想郷、今までの戦いは
――序章に過ぎなかったのかー?
――赤いマフラーの少女の夜はいま、終わりを迎える
「うなぎや」
突風
「いそげいそげ〜」
「ちょっと!ほんとに紅魔館へはこの道で合ってるんでしょうね!」
「ああ絶対大丈夫だ、私にまかせとけ
とか言ってみるテスト」
「こらァ!!」
「冗談だぜ」
〜しばし前〜
「ちょっと何これー停電ー?」
「どうしたのかしら」
「あた!何も見えないじゃないもー」
「ぼぼ僕暗いの苦手なんだよー」
おーい
「その声、まりさ?」
「おう私だぜ
しかし暗いなぁ、連れてきてよかった、な?」
「…はいはい」
明かり頼むぜ虫っ子〜
そいや!
★
「あらあんたら久しぶり
というかまりさ、どこ行ってたの?」
「アメ拾いだぜ」
「ほらよ」
「…すまないわね」
「なんのなんの。このヤマ終わったら霊夢にたかって浴びるほど飲んでやるんだからなー。そこんとこ頼んだぜ」
「その点はぬかりないわ
穏便な手段で4つと3通りの根回し
そして14の強行策で巫女もちで宴をせざるを得ないよう手配しているから」
「…賽銭入れてくるぜ」
「時間を稼げばいいのね?えーりん」
「ええ。もともとアメ薬の効力は長くても一昼夜、蓬莱の薬は超えられないからね。ちょうど夜明け頃になるわ。
夜明けまで何事もなければ、この闇も、アメの中の鬼っ子も元にもどるはず。」
「まぁ何事か有るんだろうぜ」
「順調にアメは集まってるから、あとは、無事に朝を迎えれば。
けどあなたたち、明かり虫ちゃん連れて行かないで大丈夫なの?外も暗いわよ?」
「大丈夫よ、ドンパチ弾幕やってる所を目指せばいいし…それにね
おかげさまで、暗闇を行くのは慣れてるの」
・・・・・・・
…リス、おいこら
「アリス!ぼっとしてんじゃねー遅いんだってば!」
「あ、ごめん」
「まったく急ぐんだろー?ちゃんとしてくれ
ほら乗りな」
「え?いいわよ、いいってば」
「さっさとしろもー」
……………………
――因果律
――飴の効果が、大富豪の逆転ルールだとして…123456に7…、まりさは?
――まりさは、何のカードなのかしら?
「ところでいーかげん、そのお面外したら?」
「何いってやがる、今夜が何の日か知らんのか?
今夜はなー…」
美鈴選→こぁ服こぁ選→パチュ服
THE★ハロウィン仕様!!!!!
「敵影来ました、来ましたよー!11時の方向です!」
パチュ選→咲夜服、咲夜選→レミリア服レミリア選→フラン服、フラン選→美鈴服
「ふふふ来たわね」
「来ましたね」
「さあ、飴なら(黒白だまくらかして)腐るほどあるわ!欲しけりゃかかってきなさいー!」
完全で瀟洒な緑「なんかこう不思議と、何でもできそうな気分になりますね」
「いいんでしょうか」
「いいんじゃないでしょうか」
「どきどきしますねー。パッチェさんお似合いですよ」
「スースーするわ。うう、こぁ覚えてなさい」
「またまたー」
「咲夜調子は?」
「正直よくはありませんが、能力の時を止める程度であれば問題ございません」
「攻撃は無理か…、よし、私が読んで指示するよ。適宜援護に回って頂戴」
「はい。けれどお嬢様
うちを戦場にしてよろしかったのですか?」
「いいよ。めんどいし、今のフランを連れて逃げるのは難しいしねー。
まあ、あいつと私らのケンカなんだ
壊れる運命なら、うちの庭でやるのが筋ってもん…」
………
DEKEEEEEEEEEEE!!!!!
ある意味EX「わ――――――は――――――」